ホンダ、タイ洪水でマレーシアの四輪車生産拠点を活動休止に 25日から

2011年10月25日 19:33

 ホンダは25日、タイで発生した洪水被害による事業への影響について、10月25日現在の情報を発表した。

 四輪車生産拠点のホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(本社:タイ・アユタヤ、ロジャーナ工業団地)では、被災している取引先からの部品供給停止の影響により、10月4日から生産活動を停止。10月8日からはロジャーナ工業団地から退避命令が出され、同日に工場敷地内の施設が浸水被害に遭ったことから立ち入りができない状況となったため、現在は生産再開の見通しが立っていない。

 二輪車・汎用製品生産拠点のタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド(本社:タイ・バンコク)では、被災している取引先からの部品供給停止の影響などにより、二輪車は10月11日より、汎用製品は10月6日より生産活動を休止。現在も部品供給再開の見通しが立たないため、10月29日までの生産休止を予定している。なお、施設への洪水被害は確認されていない。

 また、洪水の影響はタイ以外にも及んでいる。ホンダは同日、マレーシアの四輪車生産拠点(ホンダマレーシア・エス・ディ・エヌ・ビー・エイチ・ディ)について、タイからの部品供給が滞っている影響により、同日から生産活動を休止していると発表した。なお、タイ以外の生産拠点からの輸入モデルは、販売を継続するという。

 その他拠点については、「現在、各生産拠点にて今後の影響見通しについて確認、精査を行っている」と同社はコメントしている。

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