東京電力、風力発電事業会社ユーラスエナジーの株式を豊田通商に譲渡

2011年10月25日 17:33

 豊田通商と東京電力は25日、両社が出資する風力発電事業会社ユーラスエナジーホールディングスの出資比率を変更することについて、両社それぞれにて決議したと発表した。

 具体的には、東京電力がこれまで保有していた60%の株式のうち発行済株式総数の20%を豊田通商に譲渡する。これにより、持株比率は豊田通商が40%から60%に、東京電力が60%から40%に変更となり、豊田通商がユーラスエナジー社の筆頭株主となった。

 豊田通商は、電力事業および再生可能エネルギーの利用による事業を重点分野と位置付けている。特に風力発電事業については、1980年代後半からいち早く取り組みを開始し、現在はユーラスエナジー社への出資を通じて、グローバルに風力・太陽光発電事業を推進している。

 環境負荷が低い風力・太陽光発電事業は、世界的に需要拡大が見込まれており、豊田通商は、持続可能な社会づくりに向け、同事業の更なる拡大を目指していく。また、東京電力は、今後とも主要株主として、ユーラスエナジー社の事業拡大をサポートしていく。

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