ホンダ、スクーターの快適性を融合した新型二輪車「INTEGRA」を欧州で発表
2011年10月25日 11:35
ホンダの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは24日（現地時間）、モーターサイクルの走りの楽しさにスクーターの快適性を融合した新型の二輪車「INTEGRA」を欧州で発表した。
INTEGRAは、「SCOOTING MOTORCYCLE」を開発コンセプトに、「優れた低燃費など高い環境性能を実現した力強く扱いやすい出力特性」、「卓越した操縦安定性を実現するハンドリング性能」、「所有感を満たす快適装備と個性的な先進デザイン」という目標を定めて開発に取り組んだ新型二輪車。
エンジンは、新設計の水冷・4ストローク・直列2気筒700ccを搭載。低・中速域で力強いトルク特性と低燃費で優れた環境性能を両立している。また、軽量・コンパクト化を図った第二世代のデュアル・クラッチ・トランスミッションを採用することで、簡便な操作で快適な走行を楽しむことを可能としている。
車体は、軽快なハンドリングと安心感のある操縦特性を目指し、フレームにはしなやかさと剛性感を高次元で融合させた丸型鋼管のダイヤモンド形式を採用。サスペンションは、フロントにテレスコピックタイプを、リアにプロリンクを採用している。また、前・後の大径17インチのアルミキャストホイールと、専用に開発したラジアルタイヤによって、軽快なハンドリングを実現している。
デザインは、モーターサイクルの機動性とスクーターの快適性を融合し、顧客が一目見てホンダのニューコンセプトモデルとわかるアイデンティティーを随所に盛り込み、オリジナリティーを表現した。また、優れたエアマネジメント性能に加え、自由度の高いライディングポジションからくる優れた取り回し性と快適な走りを具現化したデザインとしている。