トヨタ、タイ洪水被害で来週も工場稼動停止 他のアジア生産拠点も稼動調整へ

2011年10月21日 18:45

 トヨタ自動車は21日、本日18時現在におけるタイの洪水被害状況について発表した。

 同社では、トヨタ・モーター・タイランド (Toyota Motor Thailand Co., Ltd.)のサムロン工場、ゲートウェイ工場、バンポー工場の3工場における車両生産を、10月10日(月)から10月22日(土)まで停止することを決定していたが、引き続き、10月24日(月)から10月28日(金)も工場の稼動を停止することを決定した。

 「現在、サプライチェーンの状況なども確認しながら、復旧に向け全社を挙げて対応している」と同社はコメントしている。なお、タイの3工場については、現在のところ、洪水による被害はないという。

 また、同社は、今回、「タイからの部品供給が滞る可能性がある為、10月24日(月)よりタイ以外のアジアの生産拠点でも、生産稼動の調整を行う予定」とのコメントを発表。タイにおける洪水被害の影響が、他のアジア諸国における同社の生産拠点にも及ぶとの見通しを示した。

 なお、「10月31日(月)以降の稼動については、状況を見ながら判断する」としており、タイにおける車両生産の再開に目処が立たない状況が続いている。

関連記事

最新記事