英高級日刊紙「ガーディアン」の観光地ランキングで日本・東京が1位に選出
2011年10月21日 18:12
日本政府観光局(JNTO)は20日、英国の高級日刊紙「ガーディアン(Guardian)」がこのほど発表した『ガーディアン・トラベル・アワード2011(Guardian Travel Awards)』(満足度の高い観光地ランキング)の長距離国別部門(Favourite Long Haul Country)及び海外都市別部門(Favourite Overseas City)において、日本及び東京がそれぞれ第1位に選出され、初のダブル受賞となったことを発表した。
また、日本政府観光局は、米国の大手旅行雑誌『コンデ・ナスト・トラベラー(Conde Nast Traveler)』の読者人気投票で、京都が2011年アジア都市部門(Top Cities, Asia)の第1位に輝いたことも明らかにした。
「同じ時期に英米両国の権威ある観光地ランキングで日本及び各都市が高評価を受けたことは、震災を受けても、なお両市場で日本の観光地に対する底堅い需要があることを物語っていると言える」とJNTOはコメントしている。
「ガーディアン・トラベル・アワード」は、英国3大高級紙の一角を占めるガーディアン紙の主催によるもので、全22部門の各賞は、いずれも読者の満足度投票で決定される、英国で最も権威ある旅行賞の1つ。
昨年の「ガーディアン・トラベル・アワード2010」において、東京及び日本の評価が躍進し、東京が海外都市別部門で初の第1位、日本が長距離国別部門で第2位となったが、今回は、長距離国別及び海外都市別部門の双方で第1位に選出される快挙となった。
長距離国別部門では、1位の日本(満足度98.9%)に引き続き、モルジブが2位、ペルーが3位になった他、周辺アジア諸国からは、ベトナムが5位にランクインしている。海外都市別部門では、東京が98.2%という高い満足度で、2位のシドニー、3位のケープタウンを抑えて、再度第1位に輝いた。
この受賞結果を受け、ガーディアン紙旅行欄編集長のジェマ・ボウズ氏は、「今回の受賞結果は、日本に旅行した人が皆日本を好きになって帰国したという証左だと思う。今回の受賞により、旅行デスティネーションとしての日本に対する興味関心が改めて高まり、日本観光の復興に役立つとともに、早期に日本への旅行者が戻ることにつながれば」と述べている。
一方、米国の大手旅行雑誌『コンデ・ナスト・トラベラー(Conde Nast Traveler)』の読者の人気投票による、リーダーズ・チョイス・アワードは、28,000人以上の読者投票により、都市、島嶼、ホテル、リゾート、航空会社、レンタカー会社、クルーズの各分野で、「リーダーズ・チョイス・アワード(Readers’ Choice Award)」と呼ばれる賞を授与するもので、今回で24回目となる。
京都は過去6年連続でトップ10入りをしており、2010年には2位に選ばれていたが、日本の都市が1位となるのは今回が初めてとなる。