被疑者取調べ 1回あたり1時間31分
2011年10月20日 21:40
事件の被疑者として逮捕されたら、取調べ時間や取調べ回数はどれくらいになるのか。殺人など凶悪犯罪やそのほかの犯罪について、警察庁が20日、警察の取調べの実情を公表した。
これは一般事件の被疑者に対する取調べ回数や取調べ時間などを定量的に把握するために今年2月1日から28日までの1カ月間に検察庁で起訴や不起訴処分、処分保留、少年事件での家裁送致などされた被疑者397人について調査したもの。
それによると一般事件での取調べ日数は5.7日、1日あたりの平均取調べ時間は2時間41分となり、1回あたりの取調べ時間は1時間31分、取調べ回数は10.1回になっていた。
一方、殺人など捜査本部扱いの事件では取調べ日数は17.6日。1日あたりの平均取調べ時間は3時間43分。1回あたりの取調べ時間は1時間36分。1回あたりの取調べ時間は一般事件とほぼ同じだったが、取調べ回数は41回と一般事件の4倍になっていた。