【銘柄診断】岡村製作所は好業績が株価を押し上げるパターンへ
2011年10月20日 18:06
■増額への期待感が強い
岡村製作所 <7994> は9月30日に年初来高値593円を示現、全般波乱の中で値を下げて、20日は6%安の500円と大きく下げている。
今2012年3月期第1四半期業績は、営業利益が12億2500万円(前年同期は8200万円の損失)と様変わりの好転となった。東日本大震災の影響で一部製品の納品が前期末から当第1四半期にずれ込んだほか、安値受注の抑制に努めたことや一部スチール製品の価格引き上げなどにより、主力のオフィス環境事業の増収が収益改善に寄与した。
店舗用商品陳列棚、冷蔵ショーケースなどを扱う商環境事業では、大手小売業の店舗やコンビニ向け製品の販売も伸びた。第1四半期は会社側の見通しを上回るペースで推移しているが、先行き不透明として、今3月期通期の営業利益50億円(前期23億9900万円)は現状では予想の変更は行なっていない。
会社側予想をベースにすると今3月期のPERは19倍と決して割安ではないが、株価的には今3月期の増額をにらみ、割安買いの余地が発生するとの見方が強まっているようだ。業績の躍進が株価を押し上げるパターンとなりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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