【銘柄診断】パーク24、売上げは震災時の落ち込みから次第に回復感を強める

2011年10月20日 18:04

  時間貸し駐車場タイムズを運営するパーク24 <4666> は10月11日に年初来高値1001円まで買われ、再び人気化局面への期待がかかる。

  東日本大震災による企業活動の停滞や消費低迷に伴う交通量の減少により、今2012年10月期第3四半期の業績は営業利益86億8600万円と前年同期比8.6%の小幅減少となった。

  通期についても営業利益は112億円(前期比12.8%減)とやや弱い見通しだ。ただ、同事業の主力である「タイムズ」の月次売上高の推移は、5月が前年同月比8.5%増、6月が同10.0%増、7月が同9.0%増、8月同11.4%増、9月も同9.2%増と、3月に前年同期比マイナスの後、高い伸びに転じてきている。

  そのため、アナリスト筋は今10月期の業績は増額修正が有力と見ている。駐車場事業では総合的な管理運営サービスの提案を積極化することにより、ショッピングセンターや行政を中心に駐車場施設のタイムズ化を図っており、第3四半期末現在の管理運営台数は35万3000台と、第2四半期末現在の33万9000台から順調に増えている。

  PERが会社側予想では既に27.5倍。PERが割安になるほどの業績上触れとなるかどうかが注目点になる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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