プロトンロケット、ViaSat社の通信衛星を打ち上げ

2011年10月20日 16:45

 インターナショナル・ローンチ・サービス社(ILS)はモスクワ時間10月19日22時48分(日本時間10月20日4時48分)、ViaSat社の通信衛星「ViaSat-1」を載せたプロトンロケット(プロトン・ブリーズM)を、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約9時間12分後に「ViaSat-1」を所定の静止トランスファ軌道に投入し、打ち上げが成功した。

 「今回の打ち上げを成功させ、ViaSat社の革新的な計画をサポートでき、ViaSat社、スペース・システムズ・ロラル社、ILSチーム、クルニチェフ社に感謝いたします」

 今回の打ち上げ成功を受け、ILS社のフランク・マッケナ社長はこのように述べた。

 「ViaSat-1」はスペース・システムズ・ロラル社が製造した通信衛星で、重さ約6740kg。72本のKaバンド・トランスポンダを搭載し、北アメリカを中心に衛星通信サービスなどを提供する。

 なお、今回の打ち上げはこれまでのILSプロトンロケットの打ち上げ重量記録を更新している。

 ■ILS Proton Successfully Launches ViaSat-1 for ViaSat
http://www.ilslaunch.com/newsroom/news-releases/ils-proton-successfully-launches-viasat-1-viasat

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