リクルート、米国の人材派遣事業運営会社を約226億円で買収
2011年10月18日 20:10
リクルートは18日、新会社「RGF Staffing USA」を設立し、同新会社を通じて、2011年10月17日(米国時間)付けで、米国で人材派遣事業を運営する「Staffmark Holdings, Inc.」の株式を100%取得し、Staffmark社を子会社化したと発表した。なお、買収総額は約2億9,500万ドル(約226億円)となる予定。
リクルートグループは、リクルートスタッフィングとスタッフサービス・ホールディングスを通じて、日本国内の労働者派遣事業に取り組んでいる。リクルートは、日本で培った派遣事業のノウハウは海外でも活かすことができると考え、 米国で派遣事業を運営する「The CSI Companies,Inc.」を昨年子会社化し、米国での派遣事業に取り組んできた。
リクルートは、米国での派遣事業の経営において一定の成果を果たすことができたため、米国での人材派遣事業を拡大することを決意。今回、米国内30州で約300拠点を保有するStaffmark社を子会社化することを決議した。
「日本と同様に、多くの人に、より多様な就業機会を提供し、一人ひとりがいきいきと生活する豊かな社会の実現を目指し、一人ひとりにあった『まだ、ここにない、出会い。』を世界中に届けていく」と同社はコメントしている。