【銘柄診断】ミクシィはスマートフォンに期待、望まれる割安さを生む収益向上

2011年10月17日 15:56

  ミクシィ <2121> はなお底値探りの動きを余儀なくされている。振り返れば2007年の210万円をピークとする下降トレンドだから、十分に長い。それでも底値感が出ていないのが現状だ。

  今2012年3月期第1四半期は営業利益が3億3800万円と前年同期比68.5%の大幅減益を余儀なくされるなど、低調な業績が株価に反映されている。DeNA <2432> 、グリー <3632> などが携帯型電話ゲームから拡大したSNSで好業績を誇っているのに対し、同社はパソコン主流でそうした流れに乗り切れなかったことが響いている。

  しかし後半にかけてはスマートフォン向けサービスを強化する方針で、今3月期通期については営業利益34億円~38億円(前期33億7300万円)の増益が想定されている。現在はPERで16倍とそれほどの割安感はない。割安さを感じられるほどに収益がアップするかどうかが株価を左右する最大の注目点だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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