【銘柄診断】フュージョンパートナーは増額期待を支えに出直り相場転換を模索
2011年10月17日 15:56
フュージョンパートナー <4845> は7月1日に1万7300円と震災前の水準にまで買い上げられた。この時は前2011年6月期の上方修正が手掛かり。そしてその前6月期は営業利益2億500万円と前期比40.1%増の予想通りの好決算となった。
同社はASP(ソフトの期間貸し)事業やデータベース事業、消費者向けのプロモーション事業等を手掛けている。ASP事業が好調に売上げを伸ばすとともに、今年1月から連結を開始したニューズウォッチが運営する「フレッシュアイモバイル」を中心としたモバイルサイトの広告売上、ニュース配信事業も収益に貢献している。このため、今2012年6月期も2億6000万円と前期比26.3%増への続伸が見込まれている。
先行きの見通しが明るいにもかかわらず株価は調整局面を続けているが、これは好業績のかなりの部分が既に株価に織り込まれていたためだろう。前6月期は期中に2回も増額修正されており、今期の見通しもひとまず最低ラインの提示と思われ、実際にはここからどれだけの上乗せがあるかだろう。配当利回りは4.5%と高い。増額への期待感をベースに出直り相場へのタイミング模索の動きとなりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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