【銘柄診断】フュートレックは底打ちだが、戻り本格化には利益の上乗せが必要
2011年10月16日 12:50
フュートレック <2468> は3月1日の年初来高値19万7000円から3月16日の7万8000円まで短期急落。値幅整理を終えた後日柄整理に入り、9月26日の878の安値を契機に水準切り上げの動きに転じてきた。
今2012年3月期第1四半期は売上げ4億9700万円と前年同期比13.8%の減収、営業利益900万円(同89.4%減)と、減収、減益決算となった。携帯電話の販売台数減という市場全体の動きに、同社が提供している音源を搭載する携帯電話の台数がダウンしたことが響いている。
しかし、NTTドコモ <9437> のスマートフォン向けに今夏モデルから音声対話技術を提供、新規のCRM(顧客管理システム)システム製品も上乗せとなるなど、後半の業績は大きく好転の見通しにある。
従って、今3月期では営業利益5億1000万円と前期比5.7%増が見込まれている。ただ、株価的にはここらあたりまでは織り込み済みのニュアンス。株価の出直り本格化には、それを上回る利益計上が必要となりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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