【銘柄診断】日本マクドナルドHDはもみ合い離れには新たな支援材料が必要

2011年10月16日 12:26

  日本マクドナルドホールディングス <2702> は震災後の3月14日に2668円と一時的な反落場面をはさんだが、その後は一気に震災前の水準に戻し、その後も高値圏での堅調な展開を維持している。

  今2011年12月期6月中間決算は震災の影響で一時落ち込んだが、第2四半期に入り巻き返し営業利益は146億7800万円と前年同期比0.3%の増益を達成した。そして既存店ベースの9月の売上げは前年同期比4.8%増を記録した。今年に入り最大の増加率だ。9月9日に節電要請が解除され消費行動が通常のサイクルに戻ったことによるもの。

  9月11日には全店での過去最高の客数を記録したほど。そのため今12月期通期でも営業利益292億円と前期比3.8%増益を確保できる見通し。もっとも、PERなどは約20倍と、これ以上買い上がるにはリスクがある水準だ。従って4月以降続いている2000~2100円台のもみ合いを離れるには、それなりの新たな材料が必要になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【銘柄診断】インフォテリアは下降トレンドが終焉、先行きを前向きに評価へ(2011/10/16)
【株式市場・この1週間】日経平均株価は13日の終値で約1カ月ぶりに8800円台を回復(2011/10/15)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)

関連記事

最新記事