【銘柄診断】トーセイは手掛かり材料難の様相が強い、値固めの動きを継続へ
2011年10月15日 21:25
トーセイ <8923> は、1月20日の年初来高値4万3000円からほぼ一貫した右肩下がりの調整局面。9月26日には年初来安値1万9400円をつけた。1月高値時は今2011年11月期の営業利益が20億2700万円と前期比17.4%増が見込まれる好業績が評価されていた。
そして5月中間決算時に今11月期の営業利益が期初の20億2700万円から22億3700万円(前期17億2600)万円へ増額修正されるなど、株価の低調とは裏腹に業績は想定どおり好調に推移している。
中古マンションの区分販売が好調なほか賃料、ファンド手数料も順調に拡大していることが背景。ファンドの拡大、今期からの繰り延べ物件の寄与などにより、来2012年11月期についても業績続伸が有力だ。PBRが0.4倍と割安感はあるが、不動産株全体に市場の評価はあまり高くない。
配当利回りも2.3%と、利回り買いを集めるにはやや物足りない数字。1月高値からの整理は行き届いた感はあるが、当面は値固めの動きが続いていきそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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