トヨタ、タイ洪水で3工場の稼動停止期間を10月22日までに延長 

2011年10月14日 19:44

 トヨタ自動車は14日、タイで洪水による被害が発生していることに関し、トヨタ・モーター・タイランド (Toyota Motor Thailand Co., Ltd.)のサムロン工場、ゲートウェイ工場、バンポー工場の3工場での車輌生産の稼動停止期間を、10月22日(土)までに延長することを決定したと発表した。

 12日の発表時点では、稼動停止期間を15日(土)までとしていたが、被災したサプライヤーからの部品供給の目処が立たないなど事態は深刻化しており、今回、3工場の稼動停止期間の延長を決定した。なお、3工場には、直接的な洪水の被害は及んでいないという。

 同社は、「現在、サプライチェーンの状況なども確認しながら、復旧に向け全社を挙げて対応している」とし、10月24日(月)以降の稼動については、「状況を見ながら判断する」としている。

 また、トヨタとトヨタ・モーター・タイランドは、今回の洪水被害に対し、総額2,000万バーツ(約5,000万円)の義援金を拠出することを決定している。

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