スズキ、中国の「重慶モーターサイクルショー」に250ccの本格ロードバイク「GW250」を出展

2011年10月13日 17:01

 スズキは13日、同社の中国における二輪車製造の技術提携先である江門市大長江集団有限公司が、2011年10月13日から16日まで中国・重慶で開催されるアジア最大の二輪車ショー「第10回重慶モーターサイクルショー(中国国際摩托車博覧会、CIMAMotor 2011)」に、中国における新しいフラッグシップモデルとして250ccの本格ロードバイク「GW250」を出展すると発表した。

 「GW250」は、スズキの大型二輪車のスタイリングに革命をもたらした「B-KING」をモチーフとし、モダンで高級感のある堂々としたデザインを採用した。

 エンジンには高出力・高耐久でありながら低振動と高い静粛性を実現し、環境性能も向上させた次世代の新型水冷2気筒エンジンを採用。開発にあたっては、中国向けのフラッグシップモデルとして誇ることができる高品質・高性能な商品となるよう、スズキが大型二輪車の開発で培った技術を生かし、エンジン、車体の全てを日本で新たに設計し、開発に取り組んできた。

 「近年の中国の二輪車市場は1,600万台を超える規模となっているが、その多くは日常の足がわりや荷物運搬等の業務として使われる『実用車』と呼ばれる商品である。しかしながら、急速に経済発展を続ける中国では、大排気量の趣味性の高い二輪車に乗ることや所有そのものを楽しむユーザーも増加してきている。スズキはこのような新しいニーズに応えるため、中国における新しいフラッグシップモデルとして250ccの本格ロードバイク『GW250』を開発した」と同社はコメントしている。

 「GW250」は、スズキと大長江の合弁会社である常州豪爵鈴木摩托車有限公司で生産し、2012年から中国国内で販売するほか、世界に通用する品質の商品として、ヨーロッパ、インドネシア、中南米等の海外拠点への輸出を開始する計画。

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