富士通、重さ約2kgの世界最小クラス企業向けデスクトップPCなど発売
2011年10月13日 09:45
富士通は12日、企業向けデスクトップPC「ESPRIMO」、ノートPC「LIFEBOOK」のラインナップを一新し、CPUやメモリなど基本性能を強化した全8シリーズ39機種を、同日から国内で販売すると発表した。
新ラインナップでは、省スペース性を追求し、デスクトップ型PCでは世界最小クラスを実現したウルトラスモール型デスクトップPC「ESPRIMO B531/D」を提供するほか、全シリーズで国際エネルギースタープログラムに対応し、顧客の消費電力低減に貢献する。
企業向けデスクトップPC「ESPRIMO」の「ESPRIMO B531/D」は、省スペース型の「ESPRIMO D581/D」に比べ、設置容積で約85%削減したウルトラスモール型新筐体を採用した。液晶ディスプレイの背面にパソコン本体を取り付け可能とするモニターマウントキットは、パソコン本体との電源連動を可能とし、省スペース性と操作性を向上させた。
また、低消費電力CPUを搭載し、「ESPRIMO D581/D」に比べて消費電力を約41%削減したほか、2006年度の同社機種と比べて消費電力を約80%削減した。新機種には、「ディスプレイの電源を切る」ユーティリティをプレインストールしており、画面上のアイコンをクリックするだけでディスプレイの電源が切れるため、ディスプレイの消費電力も大幅に削減できる。
一方、企業向けノートPC「LIFEBOOK」は、待機電力を限りなくゼロに近づけ、電源オフ時や休止状態時に必要以上の電力供給をストップする同社独自の省エネ機能「ECO Sleep」に対応した「ゼロワットACアダプタ」の対応機種を全モデルに拡大した。
また、ACアダプター接続時でも、あらかじめ設定した時間帯で自動的にバッテリーから電源を供給する「ピークシフト」機能の対応ソフトを、全モデルにプレインストールしたことにより、電力消費の分散化に貢献する。
そのほか、液晶ディスプレイの輝度調整や使用しない機能の無効化を簡単に設定でき、消費電力を低減させる「省電力ユーティリティ」を提供し、パソコン動作時も非動作時も消費電力の低減が可能。
企業向けPC「ESPRIMO」、「LIFEBOOK」は、富士通アイソテックで製造したデスクトップPCを「伊達モデル」、島根富士通で製造したノートPCを「出雲モデル」とし、「MADE IN JAPAN」による高品質・高信頼の製品作りと、企画・開発から製造・サポートまでをトータルで行う国内一貫体制で顧客の期待に応える。
「ESPRIMO B531/D」の価格は、12万2,000円(税別)で、出荷時期は12月下旬。「LIFEBOOK A561/D」の価格は、13万1,700円(税別)で、出荷時期は10月下旬。