【銘柄診断】遠藤照明は冬の節電需要先取りを6期ぶり最高純益が支援し急反発

2011年10月12日 18:10

  遠藤照明 <6932> は12日、42円高の1187円と急反発した。冬の節電関連需要を先取りして同社のLED照明器具への見直し買いが再燃しており、今3月期純利益が、6期ぶりに過去最高更新を予想していることも支援材料視された。

  同社の今期業績は、2ケタ増収増益の続伸が予想され、純利益は、16億5000万円(前期比3.6倍)と2006年3月期の過去最高(10億5500万円)を更新する。省エネ・節電需要でLED照明器具の拡大が続き、同社の得意とする商業施設向けのほかオフィス、駅ビルなどでの新規導入先を開拓していることが要因となっている。

  株価は、東日本大震災発生で突っ込んだ年初来安値361円から節電特需思惑で震災前水準を上回る急反発をし、前期業績の上方修正で1000円台の乗せ、今期の最高純益更新予想で年初来高値1508円まで4.1倍化した。急騰幅の3分の1押し水準でもみ合っているが、PERは9倍台と割安である。大証2部株の逆行高特性を発揮して高値奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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