ニコン、タイの洪水被害で10月6日から工場を操業停止 復旧時期は未定
2011年10月11日 15:12
ニコンは11日、タイにおける7月以降の豪雨による洪水により、タイ中部アユタヤ県のロジャナ工業団地にある同社連結子会社の「ニコンタイランド社[Nikon (Thailand) Co., Ltd.]」が、浸水被害を受けていると発表した。
同社によると、現在、すべての建物において1階部分が浸水被害を受けているという。被害の詳細については「情報を収集中」(同社)とのこと。また、従業員の人的被害はこれまでのところ報告されていないという。工場の操業は10月6日から停止している。
今回の洪水による同社グループ並びに業績等への影響については、「鋭意把握に努めており、重要な変化が見込まれると判断された場合には速やかにお知らせする」としている。
工場の復旧の時期は「未定」(同社)。「支援体制を構築し、一日も早い復旧に努めていく」と同社はコメントしている。
また、工業団地の排水に関して、現在、ロジャナ工業団地当局および団地内の他社、日本貿易振興機構(JETRO)らと協力し、タイ政府への要請を行なっているという。
ニコンタイランド社では、デジタル一眼レフカメラおよび交換レンズ等の生産を行っている。