【銘柄診断】鬼怒川ゴムは利食い売り一巡、業績増額織り込みつつ新展開目指す

2011年10月11日 10:11

  鬼怒川ゴム <5196> は7月27日に年初来高値677円まで買い進まれた。その後も利食い売りを着実に吸収する動きを続けていたが、9月30日に685円と再び年初来高値を更新する強い動きを見せている。8月23日の目先安値以後は調整の下値が切り上がり、高値もみ合いを上に離れそうな足取りとなってきた。

  震災に伴う自動車業界減産の影響で今2012年3月期第1四半期は営業利益が19億800万円と前年同期比2.5%の減益となった。しかし、震災の影響が大きかった前2011年3月期第4四半期の営業利益16億700万円をボトムに回復路線に乗ってきたことは明らか。それにも関わらず今3月期9月中間決算の営業利益35億円(前年同期比9.2%減)の見通しは据え置かれている。

  自動車業界の増産の動きが強まる中、実際には予想を大きく上に突き抜ける可能性が強い。全体相場軟調の中でまだ増額期待の織り込みは不十分だが、地合いの落ち着きとともに割安買いのうねりが改めて巻き起こる方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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