【銘柄診断】インフォコムは利益成長が一服し失望売りが先行、業績ウオッチへ
2011年10月11日 09:23
インフォコム <4348> はここへきて震災後の3月15日の年初来安値5万9500円に接近する軟調な局面を迎えている。今2012年3月期第1四半期の営業利益は4億3500万円(前年同期1億700万円)と、非常に好調な滑り出しを見せた。
ただ、今3月期通期については営業利益29億円(前期30億4100万円)の小幅減益見通しを据え置いた。2008年3月期の営業利益4億3100万円から2009年3月期17億2600万円、2010年3月期23億8900万円と、2011年3月期30億4100万円と、急激な伸びでつないできた業績が今期で一服となることで、失望売りがかさんでいる。
被保険者の携帯電話へジェネリック薬品利用を促進する配信サービス等、医療費削減に貢献するヘルスケア部門の本格展開を開始するなど、成長分野の展開を急ピッチで進め、今後の業績寄与が期待されている。
アナリスト筋では来2013年3月期については増益転換を読む向きが多い。目先はリバウンドが期待できそうな足取りだが、今3月期後半から来期にかけての業績動向が株価の戻りの強さを決めるポイントになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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