【銘柄診断】イソライト工業は業績フォローが強力、評価は着実に高まる方向へ
2011年10月10日 19:19
イソライト工業 <5358> は4月15日に145円の年初来高値を示現した。前2011年3月期の大幅増額修正期待、そして今2012年の続伸予想を手掛かりに買い進まれたもの。
前3月期は営業利益4億4400万円(前々期6億6000万円の欠損)とほぼ予想どおりの上振れとなったが、今3月期の営業利益が5億円と控え目な見通しに抑えられ、利食い急ぎの売り物を誘発する結果になった。
実際は今3月期に入っても、主力の断熱部門は鉄鋼業界業の設備の補修向け等が回復基調で推移し、液晶製造設備や自動車、半導体製造装置向け等も順調に売上を伸ばしている。このため、今3月期第1四半期は営業利益2億6300万円(前年同期2300万円の損失)と好調を持続。
今3月期9月中間決算を期初の2億円から3億9000万円(前年同期は4700万円の損失)へ増額したが、第1四半期の実績を見れば、増額の幅が不十分なのは明らか。従って、今3月期9月中間決算の増額修正、それに今回据え置きとなっている今3月期の予想も今後上方に置き換えられていく可能性が強い。
株価はもみ合い場面だが、次第に好業績への評価が高まる方向が予想される。復配が視野に入るようだと人気はさらに高まりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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