【銘柄診断】ニコンは再増額期待が強い、新発売の小型カメラも戦力化が有望
2011年10月10日 11:53
ニコン <7731> は6月22日の年初来高値2033円から8月9日の1560円まで3段下げを演じて底入れ。そこからの出直り局面を迎えている。
6月高値当時は、震災後のサプライチェーンの回復が同業他社に先行し、今2012年3月期の好業績への期待が株価を上方へ押し上げた。
実際、今3月期第1四半期の営業利益は369億2000万円(前年同期113億1200万円)と大幅増益を達成。つれて今3月期9月中間期の営業利益を250億円から460億円(前年同期151億7000万円)に増額修正した。もっとも第1四半期の実績を見れば、中間決算の上方修正の数値は明らかに不十分。通期の営業利益も680億円から860億円(前期540億5200万円)へ小幅の増額にとどめている。
9月21日には小型のミラーレスカメラを10月20日から世界同時発売すると発表した。コンパクトデジタルカメラからの移行が進むものと見られており、高級カメラ分野で断然強い同社のブランドの優位性が発揮されるとの評価を集めている。今3月期の再増額修正期待をベースに出直り波動を継続するものと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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