【銘柄診断】セブン&アイHDは信用好需給が割安修正をさらにサポート

2011年10月10日 11:51

  セブン&アイ・ホールディングス <3382> の株価は、8月9日の年初来安値から10月5日の年初来高値2308円まで一気に駆け上がり、売り長となっている信用好需給がPER15倍台の割安修正をさらにサポートしている。

  同社は4日大引け後に今2月期第2四半期(2Q)累計決算の開示と同時に、2月通期業績の3回目の上方修正を発表、今年7、9月と上方修正されおり、2Q業績は、この再増額値を上ぶれて着地し、2月通期業績を再々増額した。営業収益を9月再増額値より200億円引き下げたが、営業利益と経常利益を30億円、純利益を60億円それぞれ引き上げたもので、純利益は、1270億円(前期比13%増)と続伸幅を拡大する。

  営業収益は、北米のコンビニエンスストア事業の営業収益の計上方法の変更などで9月再増額値を100億円下ぶれるが、営業利益は、コンビニエンスストア事業で30億円、スーパーストア事業で10億円、百貨店事業で5億円とそれぞれ上ぶれ上方修正につながった。

  7日には野村証券が目標株価を2650円から2700円へ引き上げている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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