【銘柄診断】メガネトップは好材料が一巡、当面は利食い人気が先行する流れに

2011年10月6日 14:18

  「眼鏡市場」主力のメガネトップ <7541> は7月26日に今2012年3月期業績の大幅増額修正を受けて大きく上に離れ、8月23日に10月1日を効力発生日として1株を1.5株とする株式分割を発表。流動性向上への期待感が加わり、8月24日に933円高値までさらに買い進まれた。

  1株当たり年間配当金も実質年3円の増額と発表したこともプラス要因だった。実際、今2012年3月期第1四半期は営業利益が25億2900万円(前年同期6億2400万円)のすごい数字を記録した。既存店売上高は前年同期に比べ18%も増加した。

  人気タレントを起用してレンズの品質と低価格を訴求したテレビCM効果もあり、PB(プライベートブランド)商品「フリーフィット」などの販売が好調に推移。既存店の増収効果に加え、好採算のPB商品の販売構成比上昇などによる収益力アップが貢献した。今3月期も営業利益79億円(前期53億8700万円)の見通し。

  株価は1か月以上の調整となっているが、これは3月16日の安値360円を起点とする上昇トレンドにおいて初めてのこと。好材料表面化で利食い人気が先行するパターンとなっており、なお売りが先行する流れが続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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