ユーザーの死亡時に近親者へパスワード情報を届けるサービス

2011年10月5日 18:24

 ユーザーの死亡時、そのユーザーが使用していた各種サービスのユーザーアカウントおよびパスワードを近親者などに送り届けるサービスが登場した。その名は「PassMyWill.com」(TechCrunchの記事)。

 PassMyWill.comは、メールやFacebook、そのほか任意のサービスなどのユーザー名やパスワード、任意のテキストメッセージを暗号化して保存するためのサービス。暗号化された情報はローカルのPC内に保存する。万が一ユーザーが死んだら、暗号化された情報を復号するためのキーとあらかじめ登録しておいた「遺言」が指定されたメールアドレスに送信されるという仕組み。PassMyWill.comのサーバーにはデータ本体は保存されず、復号のためのキーと「遺言」だけが保存されることでセキュリティを確保する。

 生存の確認はユーザーのTwitterやFacebookアカウントを監視することで行うという。そのため、気を付けないとうっかり死亡メッセージが送信されてしまう可能性もありそうだ。以前は「死亡時にHDD内を削除するツール」が話題になったが、うまく組み合わせて使いたいものだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティ | mainpage | インターネット | IT

 関連ストーリー:
死んだらビニール盤に。英企業がサービス開始。 2010年08月31日
もし僕が死んだら、遺産をアレゲに使って欲しい。どうするべき? 2010年03月23日
僕が死んだら、あのファイルを削除してくれないか? 2007年12月29日

 

関連記事

最新記事