米アップル、iPhone「4S」を発表 ソフトバンクとauから10月14日に発売
2011年10月5日 11:07
米アップルは4日(現地時間)、アイフォーンの新機種「iPhone4S」を発表した。同機種は、日本では、ソフトバンクとKDDI(au)から、10月14日に発売される予定。
「iPhone4S」は、デュアルコアA5チップ、1080pのHDビデオも撮れる8メガピクセルカメラと光学システム、iOS 5とiCloudを採用した「史上最高のiPhone」(同社)。
デュアルコアA5チップの採用により、A5チップの中にある2つのコアが最大2倍のパワーを発揮し、グラフィックスの速さを最大7倍に引き上げる。「速さ」が圧倒的にアップしたほか、反応の良さも抜群。「アプリケーションの起動、ネットサーフィン、ゲーム、そのほかいろいろな場面で圧倒的な違いを感じられる」(同社)という。また、A5チップは電力効率にも優れているため、iPhone 4Sのバッテリーは圧倒的に長持ちする。
カメラは8メガピクセル。iPhone 4のカメラと比べて、ピクセルの数が60パーセントも増加した。そのうえ、進化した裏面照射型センサー、高度な自動ホワイトバランス、優れた色精度、顔検出機能、手ぶれを軽減する機能も用意。新しい光学システムの搭載により、「より多くの光を取り込むことができるので、写真がいっそう明るく、美しいものになる」(同社)という。
新しい光学システムの採用により、目を奪われるほど美しい1080pのHDビデオを撮影可能になった。「光量はいつでも適切。色彩はいつでもビビッド」(同社)で、手ぶれ補正機能も内蔵しているため、安定した映像が撮影できる。
ディスプレイには、携帯電話のスクリーンとしては圧倒的に高い解像度を持っている「Retinaディスプレイ」を採用。ピクセル密度が高く、「人間の目ではひとつひとつを識別できないほど」(同社)のシャープさを達成している。
さらに、iOS 5の採用により、200を超える新機能が追加された。最新情報をまとめてチェックできる「通知センター」や、iOS 5を搭載しているiPhone、iPad、iPod touchを使っている人に、テキストメッセージを送れる「iMessage」、To Doリストを作ってするべきことを整理できる「リマインダー」などがある。また、iOS 5にはTwitterも統合されているため、一度「設定」でサインインしておけば、Safari、写真、カメラ、YouTube、マップといったそれぞれのアプリケーションから直接ツイートすることが可能。
加えて、iCloudの採用により、音楽、写真、アプリケーション、カレンダー、書類などあらゆるものを保存し、コンテンツを自由に管理することができる。たとえば、iCloudを使うと、iTunesで購入ボタンをタップした瞬間に、その新しいアイテムが、購入者が持っているすべてのデバイスに自動的にダウンロードされる。過去に購入した音楽へも、すべてのデバイスからワイヤレスでアクセスでき、シンクはいっさい不要となる。
色はホワイトとブラックの2種類。容量は、16GB、32GB、64GBの3種類。高さ:115.2mm、幅:58.6mm、厚さ:9.3mm、重量:140gの仕様となっている。