ソユーズロケット、測位衛星「グロナスM」を打ち上げ

2011年10月4日 14:30

 ロシア連邦宇宙局はモスクワ時間10月3日0時15分(日本時間5時15分)、ロシア衛星測位システム「グロナス(GLONASS)」の衛星「グロナスM(Glonass-M)」を載せたソユーズロケット(ソユーズ2.1b)を、プレセツク宇宙基地から打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約3時間47分後に「グロナスM」を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。

 グロナスはロシア国防省が運用している衛星測位システム(GNSS)で、元々は軍事目的で開発されたが、現在は民間にもサービスを提供している。今回の打ち上げで稼働しているグロナスの衛星は24基となり、地球全体をカバーできるようになったという。

 ロシアは昨年12月5日に「グロナスM」3基を載せたプロトンロケットを打ち上げ、システムを完成させる予定だったが、プロトンロケットの打ち上げに失敗し、「グロナスM」3基は太平洋に墜落した。

 ■Космический аппарат ≪Глонасс-М≫ выведен на орбиту
http://www.roscosmos.ru/main.php?id=2&nid=17987

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