【銘柄診断】横河電機は受注好調、世界的なエネルギー見直しの恩恵を享受へ
2011年10月4日 17:15
横河電機 <6841> は9月30日に749円の年初来高値に買い進まれるなど、全般軟弱地合いの中、非常に強い動きを見せている。証券会社の目標価格引き上げがきっかけになっている。
受注が6月344億円(前年同月比13.5%増)、7月294億円(同21.6%増)と好調なことが材料。インドやオセアニアなど新興国向けの資源開発プラントや発電プラント用の制御システムが伸びていることが背景。同社は電力プラントや石油精製、天然ガスの液化プラントおよび受入基地などで用いられる制御機器で世界的に定評がある。
今回の原発事故を契機に世界的な規模でエネルギー政策が転換しつつあり、新型原油(オイルサンド、超重質油、オイルシェールなど)や新型ガス(シェールガス、炭層ガスなど)を含む新規開発プロジェクトの需要が旺盛で、中長期的な成長期待が大きい。未定とされていた今2012年3月期は営業利益130億円(前期110億7900万円)の見通しが明らかになったが、受注好調から業績増額への期待感も強まっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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