【市場の話題】東証1部の「新安値」急増115社、中国など輸出関連が中心

2011年10月4日 12:01

■輸出関連の下げが目立つ

  4日(火)の東京市場では、前場で第一部の「新安値」銘柄数が115社と100社を突破、前日(3日)1日間の新安値数35社を大きく上回った。「NYダウの大幅続落、終息見通しがはっきりしないEU情勢などを嫌気している。しかも、今朝は中国の経済成長の鈍化まで伝わった。やはり、輸出関連の下げが目立つ」(中堅証券)。

115社(指数等は除く)のコード別内訳では、

「コード1000台」=0 「コード2000台」=3社 「コード3000台」=2社 「コード4000台」=17社 「コード5000台」=19社 「コード6000台」=44社 「コード7000台」=13社 「コード8000台」=13社 「コード9000台」=4社・・・・となっている。

  安値銘柄数の多い4000番台は「化学」、5000番台は「鉄鋼・金属」、6000番台は「機械・電機」、7000番台が「輸送・精密など」、8000番台は「証券・銀行など金融」である。

  こうしてみると、指摘されている通り、海外情勢不安定から輸出関連株が多い。とくに、今日は中国関連の下げが目立っているといえるだろう。「これまで、輸出関連には反発期待も強かった。それが期待できないということで見切り売りとなっているようだ」(中堅証券)。ただ、これだけ新安値が出た割には日経平均、TOPIXとも比較的下げは軽かったともいえるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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