【新聞&雑誌から投資ヒント】先の見通せない社会に大いなるヒント

2011年10月3日 14:24

★日経ビジネスが「確実に来る未来100」を特集

  先行き不透明感の強い世界&日本。株式投資において、長期投資に及び腰となり、短期投資が中心とならざるを得ない。こうしたなか、日経ビジネス最新号(10月3日)が、『確実に来る未来100』と題した未来特集を組んでいる。

  同誌では世界を変える4つの潮流を挙げている。 (1)2085年、世界の人口100億人突破 (2)食糧とエネルギー枯渇に勝機あり (3)2050年、世界覇権は中印の手に (4)世界が「日本」になる・・・・・という切り口だ。

  とくに、「人口」に焦点を当て、将来を予測している。今、世界一を走る中国の人口も一人っ子政策で2025年にはピークアウト、2100年までの減少率は32.5%と日本を上回るスピードで急収縮が起きる。インドの人口も2060年を境に減少に向かう。代わって人口増加を支えるのはアフリカ。爆発的な伸びで2085年には世界人口は100億人時代突入。当然ながら、世界の人口が増加するのに伴い、食糧とエネルギーが注目される。

  一方、日本では、生産年齢人口が総人口に占める割合が2055年まで低下するという。しかも、日本に遅れて世界、とくに欧米でも人口の「日本化」が進むと指摘している点が目を引く。

  世界の中で、少子高齢化の最先端を行く日本について、「2011~2024年」、「2025~2034年」、「2035~2039年」、「2040~2049年」、「2050年以降」と年代を区切って、社会・経済の予測と対応策を取り上げていることは参考となる。

  「30年以上も先の2050年以降のことは関係ない」、と横を向く人もあるだろう。しかし、子供たち、孫たちのためにも一読して少しでも役立ちたいもの。もちろん、投資においても参考となるはず。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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