【銘柄診断】ケネディクスは手掛かり材料難の様相が強い、なお底値模索も
2011年10月1日 17:04
ケネディクス <4321> は年初来安値圏で低迷中。震災後の安値1万3410円に対し、6月5日に1万1780円とそれを下回り、ここへきて9月26日に8万7400円と水準切り下げに弾みが加わり、なお底値を模索する弱い動きとなっている。
今2012年12月期6月中間決算は営業利益が35億2700万円と前年同期比35%のダウンとなった。今12月期通期では営業利益76億円と前期比3.7%増益を見込んでいる。ただ、一昨年以来ビジネスの基軸に置いているアセットビジネス分野ではアセットマネジメント契約の終了などにより、中間決算期末のアセットマネジメント受託残高が1兆519億円と前期末に比べ460億円、4.2%減少しているのが気掛かり。
株式市場の低迷に見られるように、リスク資産投資へ後退ムードが強まっている現状に照らすと、少なくとも来2012年12月期あたりまではビジネス環境の厳しさが続きそう。無配とあって下値を限定する材料もなく、なお底値を探る展開が続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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