オーストラリア北部で「インコの酔っぱらい」が問題に
2011年9月29日 14:29
danceman 曰く、 オーストラリア北部ダーウィンでは10月から11月にかけて乾季から雨季に移り変わるが、毎年この時期になるとゴシキセイガイインコが「酔っぱらったような」行動をとるそうだ。原因はウイルスと、発酵した果物からのアルコール摂取の影響が複合的に作用していることにあるという(本家/.、Australian Geographic記事)。
ゴシキセキガイインコは「落下したり、飛んでいる最中に障害物にぶつかったりするなど、酔っぱらったような異常行動がみられる」とのこと。また人間に対しての恐怖心が薄れることから通常より人懐っこくなったり、地元のスーパーマーケットに舞い降りる何千羽というゴシキセイガイインコの集団の中にのたうち回るインコがいるのも珍しくないという。こういった症状が何日間も続くことに加え、呼吸困難になったり、鼻腔や口、目から分泌物が出ることから、専門家によればアルコールの影響だけとは考えられないそうだ。
動物病院に運ばれてくる「酔っぱらい」症状の出たゴシキセイガイインコは10年前は2、3羽程度あったが、年々増加しており昨年では数百羽にも及んだという。運ばれてくるインコの約半数が死んでしまうことから、事態は深刻だそうだ。
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