今夏のボーナス、平均は74万7187円 前年比4.96%増で平成4年以降最大の伸び
2011年9月29日 17:29
厚生労働省は29日、民間主要企業における2011年の夏季一時金妥結状況を集計し、その結果を発表した。集計対象は、資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上の労働組合のある企業のうち、妥結額を把握できた380社。
集計結果によると、今夏のボーナスの平均妥結額は74万7,187円で、前年に比べて3万5,297円(4.96%)の増。なお、妥結額の対前年比は、平成4年以降で最大のプラスとなった。また、夏季一時金の要求額は、把握できた274社でみると、78万4,353円で、前年に比べて2万3,704円の増だった。
産業別で、前年に比べてボーナスが増えた企業のうち、増加率が高かったのは、繊維(11.76%)、鉄鋼(15.99%)、非鉄金属(10.68%)、機械(10.61%)など。また、自動車は8.1%増で、電気機器は7.97%増だった。一方、紙・パルプは5.34%減、運輸は3.99%減でマイナスという結果だった。