【銘柄診断】東洋建設は二番底を形成、ケニアで大型受注獲得し海外展開に弾みつく
2011年9月29日 11:52
東洋建設 <1890> は、復興関連人気に乗って示現した3月25日の122円を高値に調整パターン。8月9日の震災後の安値63円に対応する安値67円を9月26日に示現、チャート上は2番底形成を完了。問題は信用買い残。値ごろ妙味が大きいため、下がれば押し目買いが入る。そのため直近でも信用買い残は2374万株と高水準で、需給の改善が遅々として進まない。逆に言えばそれほどに先高感が強いとも言える。
今2012年3月期第1四半期は営業損失3億3100万円(前年同期は9億2900万円の黒字)と低調。ただ、第1四半期末の累計受注高は478億円と、前年同期の159億円に比べ急増している。国内官公庁の受注が大幅増となっており、震災の復興需要が業績に反映される局面を迎えそう。
さらに注目されるのはケニアで東アフリカ最大規模のコンテナターミナル「モンバサ港建設」工事を209億円で受注したこと。同社にとってアフリカ第一号案件で、今後の海外事業取組み強化への道筋を開く大きな材料だ。先行きへの期待を着実に織り込んでいく相場が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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