三菱電機、パワー半導体モジュール製造の合弁会社を中国に設立

2011年9月28日 11:00

 三菱電機は27日、中国における製造委託先である「捷敏電子(上海)有限公司」と、パワー半導体モジュールの製造に関する合弁会社を設立したことを発表した。

 世界的な省エネ意識の高まりに伴い、インバーターエアコンを中心とした民生市場をはじめ、EV/HEV市場、一般産業市場、電鉄市場、太陽光・風力発電市場といった幅広い分野において、パワー半導体の需要は拡大を続けている。そんな中、三菱電機は、アセンブリー・テスト工程の製造委託先として協力関係にある「捷敏電子(上海)有限公司」と合弁会社を設立し、パワー半導体の生産体制の増強を行うことを決定した。新会社は、2012年1月から民生用及び一般産業用のパワー半導体モジュールの生産を開始し、2015年の中国でのアセンブリー・テスト工程の生産能力を2倍(2011年比)に増強。成長著しい市場への対応を図る。

 新合弁会社「三菱電機捷敏功率半導体(合肥)有限公司」は、資本金は500万USドル(約4億2500万円)、出資比率は三菱電機が70%で、捷敏電子(上海)有限公司が20%、三菱電機(中国)有限公司が10%となっている。

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