【銘柄診断】プラマテルズの株価は下限値を示す、今3月期の増額期待を評価へ

2011年9月28日 12:59

  プラマテルズ <2714> は、震災以後は300~350円のボックス内の動きを続けているが、ここへきてボックス下限に接近する軟化場面となっている。

  今2012年3月期第1四半期の営業利益は2億600万円と前年同期比21%増益の好調な決算となった。これは当初の見通しを上回るペース。しかし、円高の進行、資源及び原材料価格の高騰、電力不足問題等、今後に不透明感が増しているとして今3月期通期の8億3000万円(前期比7.7%減)の予想は据え置かれた。

  ただ、同社の場合、中国を中心としたアジア向け輸出および香港、上海、大連法人を主とした海外法人の好調な業績が業績躍進の原動力となっている。中国は、利上げ一巡後は景気の好転が見込まれるなど、先行き業績が低下する状況ではない。従って今回据え置かれた今3月期の業績は増額修正が有力と見られる。配当利回り4.1%、PBR0.5倍と株価は明らかに下限値を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【上方修正株】京阪電気鉄道は高値肉薄、2Q業績上方修正で売り方の買い戻し先行(2011/09/28)
【注目の決算発表】WNIウェザは1Q業績2ケタ減益で利益確定売りが先行し続落(2011/09/28)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)

関連記事

最新記事