チャン・グンソク&少女時代ユナ主演『ラブレイン(愛の雨)』:名作ドラマ誕生の予感!

2011年9月24日 12:23

 「秋の童話」「冬のソナタ」などのヒットドラマを生んだ韓国の名作ラブストーリー巨匠、ユン・ソクホ監督と脚本家オ・スヨンが10年ぶりにタッグを組み話題となっているドラマ「愛の雨」(仮題)(制作:ユンスカラー)。このほど出演者のチャン・グンソク、少女時代ユナ、キム・シフ、ソン・ウンソ、ファン・ボラ、ソ・イングクなどが初めて一堂に会した。

 制作会社ユンスカラーの建物内で行われた初読み合わせには、ユン・ソクホ監督、脚本家オ・スヨン、チャン・グンソク、ユナ、キム・シフ、ソン・ウンソ、ファン・ボラ、ソ・イングクなどのドラマを引っ張っていくメインキャストたちが全員参加して、正式な初対面となった。

 ベテラン監督のユン・ソクホは小さなことも見逃さない細心のディレクティングで現場をリード。またチャン・グンソク、ユナを始めとするすべての俳優がしっかり準備を整えて参加したことで、実際の撮影現場のような熱を帯びた雰囲気の中、見事に息の合った読み合わせとなった。

 アナログ時代の純粋な愛情と、デジタル時代のトレンディな恋愛スタイルを同時に盛り込まなければならないドラマ展開の特性上、70年代と現代の人物がそれぞれ持っている感情の流れをしっかりつかむことが最も重要だとユン・ソクホは指導する。

 「若手俳優たちが経験できない70年代には、片思いの恋愛が多かった。心に留めておくこと自体が楽しかった時代だ。私の記憶に今でも残っている感情と経験が台本に込められている」と告白し、俳優たちに惜しみない助言を送った。

 「愛の雨」で、70年代の純愛の姿を見せる多感な美大生ソ・イナと、現代のデジタル時代を生きる、仕事も恋も自由奔放なフォトグラファーのソ・ジュン(ソ・イナの息子)の1人2役を演じるチャン・グンソクは、「最初に台本を読んだ時、突然涙があふれ出た。2人の人物の感情をうまく表現し、僕の感動と『愛の雨』の真のメッセージをきちんと伝えたいという欲が出てきた。経験できない過去の時代については監督と脚本家が強い支えになってくれると信じる」と伝えた。

 また、巧みな演技と感情移入で皆の賛辞を引き出したチャン・グンソクは「僕はもともと盛り上げるタイプなのに、ベールに包まれたような落ち着きはらった雰囲気で演技だけするのがとても気恥ずかしい」と彼特有のジョークと笑いで、初顔合わせのやや緊張した中でもムードメーカーとしての役割も忘れていなかった。

 また、つつましい微笑を絶やさない70年代の清楚な女子大生、キム・ユニと、2012年の前向きで明朗な少女ユリという相反する2つの役を演じるユナは「正反対の魅力を持つ2人を演じなければならないのでプレッシャーだったが、監督と脚本家、共演者の方々と息を合わせられたので心強い。一つずつ学んでいく心掛けでベストを尽くす」という覚悟を見せた。

 読み合わせの後は全員が夕食を共にして、よりいっそう団結を固め、2012年を代表するヒットドラマ誕生の意思を確かめ合ったそうだ。

 時代を超え、世代を越えた男女の純愛をロマンチックなストーリーと美しい映像で表現し、“ユン・ソクホ風ラブストーリー”の真髄を見せるドラマ「愛の雨」。現代の若者たちが真の愛を見いだすプロセスを通じて、心が干からびるようなドライな現実にしっとりとした恵みの雨を届ける同ドラマは、9月から本格撮影に入り2012年上半期の放映を目標にしている。(翻訳:中島礼子)

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