ローカル色豊かなサイト巡りから…ジュエリー連想株=田北知見の銘柄ウオッチ

2011年9月23日 19:40

(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)

  ここしばらく、インターネットで国内外のアパレルやアクセサリー関係のサイトを見て楽しんでいることが多い。以前にも書いたが、海外の一流ブランドのホームページからコレクション(スーパーモデルのファッションショー)のドレスを眺めたり、海外の百貨店のショッピングサイトで服・靴・バッグなどいろいろな商品を見て楽しんでいるのだ。

  ほかに凝っているのが、宝飾品関係のサイトだ。ティファニーやカルティエやハリー・ウィンストンなど、誰でも知っているような世界的なブランドだけでなく、「ハワイアン・ジュエリー専門店」や、「アメリカ東海岸を中心に展開している」とか、「イギリスの王室関係者が購入」といったような、ちょっとローカルめなブランドを見たり、また、おもに若い人向けであろうリーズナブルなアクセサリーを出しているお店のサイトを見るのも楽しい。

  最近見ておもしろかったのは、アメリカ西部で展開しているブランドのひとつで、扱っている商品のほとんどが、銀か銅に、ターコイズ(トルコ石)などの半貴石や天然石をあしらった物ばかりというお店だ。石そのものの色や形の美しさを活かした、どちらかといえば素朴なデザインの物が多く、アメリカ西部的な質実さが感じられて、これはこれでステキだと思ったのだった。

  上記の文から連想して、「おしゃれ」関連銘柄と、社名に「石」のつく銘柄を見てみた。

★パルコ <8251> (東1)

  ファッションビルを全国で20店、展開するパルコ <8251> (東1)を入れる。22日終値は13円安の574円。単位100株。PERは約11.0倍、PBRは約0.6倍となっている。チャートは7月11日につけた直近高値701円から反落し、以降は凸凹しながらも続落トレンドとなっている。下値フシにあたり、そろそろ反発のタイミングと見たい。まずは次のフシであり13週移動平均線でもある、640円ラインまでの戻りを目指す。

  筆頭株主は森トラストで、他の大口株主にはイオン、クレディセゾン、信託口、都銀、外資などが並んでいる。20日に発表した、8月の店舗総合売上高(テナント売上高、パルコ劇場等の売上高、固定賃料契約テナントの売上高の合計)の前年比確定値は、全店計101.8%と堅調。また、今期2012年2月通期連結業績予想は、売上高は前年並み、営業・経常・純利益は改装の推進や震災の特損などを見込んで前年比減益としているが、『会社四季報』には、会社側予想値より上ブレした予想値が出ており、また、次期2013年2月期は増収増益との予想値が出ている。

★国際石油開発帝石 <1605> (東1)

  原油・天然ガス開発・生産事業などを行なっている、国際石油開発帝石 <1605> (東1)を入れる。22日終値は2万5500円安の48万2500円。単位1株。PERは約12.6倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートはこの1~2ヵ月ほど、上値52万円ライン、下値46万円ラインの間でボックス圏を形成しているように見える。今後の地合いにもよるが、下値46万円ラインで拾い、上値52万円ラインを待つのも一手か。中期チャートで見ると安値圏にあり、優良株の底値拾いのタイミングと見る。。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)

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