ASUS、法人向けのWindows搭載タブレット「Eee Slate B121」:タッチ操作対応でセキュリティチップも搭載

2011年9月22日 13:27

 アスーステック・コンピューター(ASUS)は22日、法人向けのWindows搭載タブレットPC「Eee Slate B121」を10月中旬から発売すると発表した。モバイルノートPCと同等のスペックでタッチ操作に対応し、セキュリティチップも搭載する。価格は13万9,800円。

 同製品は、ディスプレイが12.1型ワイド液晶で、OSにはWindows 7 Professional(32ビット版)を搭載したタブレットPC。ディスプレイは、静電容量方式のマルチタッチと電磁誘導方式(EMR)のペン入力に対応しており、指でも専用ペンでも滑らかに操作できるという。Windows XP Modeを利用すれば、企業や学校内のレガシーシステム環境下でも導入できるという利点もある。

 CPUは、Core i5-470UM(1.33GHz)、メモリ4GB、SSD64GBを搭載し、ビジネス向けのモバイルノートパソコンと同等のスペックを持つ。

 セキュリティ面に配慮し、TCG Ver.1.2に準拠したセキュリティチップ(TPM)を標準搭載。ファイル暗号化の際に、認証に用いる暗号化キーを同じディスク上に保存するのではなく、セキュリティチップ上に保管することで情報漏えいのリスクを大幅に低減し、セキュアな環境を実現する。

 本体は薄さ約16mm、約1.1kgの軽量設計で持ち運びやすく、様々なシーンで活用できる。同社は、教育現場ではペン入力できる教材システム、医療現場では電子カルテの閲覧端末、建設現場ではCADデータのプレゼンテーション端末といった用途を提案している。

 また、Webカメラを標準装備しており、テレビ会議システムと組み合わせれば、動画でコミュニケーションが取れる。HDMIミニ端子や2基のUSBポート、マルチメディアカードリーダーなども装備しており、液晶テレビやプロジェクタへの画面出力、SDカードのデータ読み込みなど、周辺機器とも連携できる。

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