【銘柄診断】サマンサタバサジャパンリミテッドは業績低迷受け売り人気が先行
2011年9月21日 21:44
サマンサタバサジャパンリミテッド <7829> は震災後の3月の年初来安値5万1000円に再び接近する売り物先行の流れとなっている。
今2012年2月期第1四半期は営業利益が3億7900万円と前年同期比20%減に見舞われた。震災の影響で消費マインドが低下するなど経営環境が厳しく、バッグ、ジュエリーとも苦戦したことが背景。
この決算は7月13日に発表されたが、株価は7月13日の8万2900円を目先高値に調整色を強めており、今回の決算が下げに弾みを付けたことは明らか。話題性のある立地への出店や異業種とのコラボレーション企画による認知度向上に注力。
アジアでの成長を目指し、韓国の流通大手ロッテグループと合弁で今期中に韓国での店舗開発もスタートする見通し。今12月期通期では営業利益17億円(前期比22.3%増)を見込んでいる。業績の成長路線を評価する形で株価は形成されてきただけに、今期後半の業績は第1四半期の低迷からのはっきりとした離脱が望まれるところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・個人投資家は人を頼りにするな=犬丸正寛の相場展望(2011/09/21)
・ダイハツ工業はHV車並みの燃費の新型車を好感し急反発(2011/09/21)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)