【銘柄診断】日本風力開発は足元の業績低迷が響き低調、業績フォローを待つ

2011年9月21日 20:59

  日本風力開発 <2766> は5月9日の21万4500円の高値からの調整場面。

  原発事故をきっかけに太陽光や風力発電など自然エネルギーが見直されつつあるが、現在は補助金制度の縮小などから風力発電の新規開発は低迷。今2012年3月期第1四半期も営業損失4億2200万円(前年同期6億1600万円の損失)と不調だった。

  前2011年3月期まで2期連続の営業損失となり、前3月期決算では継続企業の前提に関する事項が注記されたが、業績面の浮上が見られないことで今3月期第1四半期でも継続企業の前提に関する注記が継続、買いの手を鈍らせる要因になっている。

  自然エネルギーの買取法案は国会を通過したが、施行は来年7月からで買い取り価格も未決定と先行きはなお不透明な状況だ。人気先行で買われていただけに、業績低迷で株価とのギャップも大きい。

  業績面での手掛かり材料がないようだと、出直り相場もごく小幅なものにとどまりそう。エネルギー買取法案の細目決定など期待材料の進展待ちの状況だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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