NEC、北海道にデータセンター建設:クラウドサービス提供環境を強化
2011年9月21日 12:32
NECとNECフィールディングは21日、「NEC北海道データセンター(NEC北海道DC)」を札幌市内に設置すると発表した。北海道地域でのクラウドサービス提供環境の強化を目的とするもので、2012年4月からサービスを開始する予定。
同社によると、新データセンターは、活断層から20キロ以上、海岸からは25キロ以上の距離があるという災害リスクの低い立地で、建物の耐震性能は最上位グレード(Ⅰ類・地震力割増1.50)の構造。大地震でも大きな損傷なく運営継続が可能という。
停電時に無給油で72時間給電可能な自家発電設備や、2回線受電方式を含む冗長化された電源設備を設置しており、セキュリティ面でもICカードや生体認証による厳重な入退出管理に対応する。
NECは、各地域のパートナーと連携して地域密着型で信頼性の高いデータセンター機能を提供する「地域データセンター」の整備を進めている。今回の北海道データセンターの設置についても、地方公共団体などの北海道地域の顧客の多様なニーズに対して、よりきめ細やかな対応を実現するとしている。
同社は、今後もデータセンター、クラウド関連のサービスメニューの拡充を図り、クラウドサービス提供環境の強化を進めていくとしている。