【銘柄診断】牧野フライス製作所は会社側見通しが保守的、リバウンド相場に期待

2011年9月20日 19:01

  牧野フライス製作所 <6135> は3月から7月まで年初来高値圏での動きを続けていたが、8月に入るとともに下離れの動きに転じ、現在も調整局面を継続中。

  アジア地域を中心に工作機械の需要が今2012年3月期に入っても増勢を持続。回復が遅れていた欧米市場の需要も本格的に復調し、今3月期第1四半期は営業利益4億円(前年同期15億300万円の欠損)を計上した。第1四半期の黒字は4期ぶりになる。

  また、今第1四半期の受注高は前年同期比49.1%増の345億円を達成、後半の見通しも明るく、据え置きとなった今3月期通期の見通しはかなりの幅で増額の可能性が強い。アジア事業の成長や、北米における航空機関連受注を牽引役に、同業他社に比べ利益の回復ピッチは速い。

  外国人の売りという一時的な需給失調で予想外の下げを見せたが、ここは明らかに安値ゾーン。下げがきつかった分、リバウンドも大きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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