キヤノン、世界最大面積のCMOSセンサーで10等級の流星撮影

2011年9月17日 18:35

crypt 曰く、 キヤノンは、昨年開発した世界最大面積の超高感度CMOSセンサーを使用して毎秒64コマの動画撮影を行い、10等級相当の流星の撮像に成功したと発表した。観測結果は9月19日から22日に鹿児島大学で開催される日本天文学会2011年秋季年会で発表される(プレスリリースデジカメWatchの記事日経電子版の記事)。

以前のストーリーでも紹介されているが、このCMOSセンサーは202x205mmと世界最大面積で、12インチウエハーから製造できる最大級のもの。キヤノンが製品化している最大のCMOSセンサーの約40倍のサイズで、160万画素。0.3ルクスの環境で動画撮影が可能だ。これを東大木曽観測所の105cmシュミット望遠鏡の焦点面に搭載し、視野角3.3度×3.3度の広い範囲での撮像を行った。その結果、1分間で従来の年間観測個数(約10個)を超える数の10等級相当の流星を検出できたという。スペースデブリや太陽系内移動天体など、上空を高速で移動する物体の探査への応用も期待されるとのこと。

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