【銘柄診断】鬼怒川ゴムは業績変革買いの途上、需給妙味も人気盛り上げ要因に

2011年9月16日 18:24

  鬼怒川ゴム <5196> は再び年初来高値更新へ向けダッシュを効かしてきた。

  同社のここ数年来の業績を振り返ると、営業利益は2009年3月期の22億700万円をボトムに2010年3月期41億500万円、2011年3月期73億1300万円と素晴らしい急上昇カーブを描いている。

  グループをあげた減産対応、モノ造り改善活動のグロ-バル展開、徹底した調達コスト改善活動等、全社体制での生産変革の動きが結実している。

  今2012年3月期は営業利益77億円(前3月期73億1300万円)の小幅増益見通しでスタートしているが、自動車各社の急ピッチの生産回復を背景にアナリスト筋は82億2000万円への増額が有力と見ている。PERは会社側見通しベースで9倍台に過ぎず、今後の増額修正本格化の際には改めて割安買いの流れが強まる可能性も十分だろう。業績変革買いの流れはまだ終わっていない。需給妙味も人気盛り上げへのプラス要因だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
田辺三菱製薬は新薬発売と外資系証券の積極評価を好感し戻り高値(2011/09/16)
UBICが野村證券の積極評価を好感し値上がり率1位で高値更新(2011/09/16)
【太陽光発電関連特集2】さまざまな発電方式の種類が開発・量産(2011/07/20)
電子書籍関連銘柄特集(2)=電子書籍本格普及へのカギは?(2011/05/10)

関連記事

最新記事