【銘柄診断】鉄人化計画は震災後一時的にダウンしたが、急に復する動きが強い

2011年9月16日 18:21

  鉄人化計画 <2404> は8月3日に4万1000円年初来高値を示現、そこから調整場面だが、足取りは高値圏で強調を続けている。ここへ来ては9月13日に発表した第三者割り当ての自己株式の処分が好感されている。

  これはドワンゴ <3715> などを割当先に処分するもので獲得資金は新店舗への投資に充当。またドワンゴが運営する「ニコニコ動画」のオリジナル映像及び楽曲コンテンツを同社のカラオケ店舗にて配信する計画で今後の展開が期待されている。

  主力のカラオケルームは東日本大震災による打撃で3、4月の落ち込みが大きく、前2011年8月期は営業利益4億5600万円と前々期比2.4%増にとどまった模様。しかし、4月後半以降はカラオケルームの需要が震災前の水準に戻り、新店舗がフルに寄与してくる今2012年8月期業績は大幅に好転する見通しだ。

  株価も今後の好転を予見し始めている足取りだ。配当利回りが3.9%に達し下値を支える一方、PBRは0.7倍に過ぎず今後の訂正高の余地が大きいことを示している。再度の新展開入りも十分に期待できる状況にある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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