【銘柄診断】サイバーエージェントは今期増額、来期大幅増益へ、見直しを待つ

2011年9月16日 18:07

  サイバーエージェント <4751> は16日、1万6700円高の22万円と続伸した。3月以降高値圏で頑強な動きを続けていたが、ここへきて利食い確定の動きからやや調整色の強い足取りとなり15日には安値をつけた。

  今2011年9月期第3四半期累計決算は営業利益が108億3800万円と前年同期比54%増益を確保した。注力事業であるAmebaを中心としたインターネットメディアのサービス拡充、インターネット広告代理事業の好調、急成長が見込まれるソーシャルゲームやスマートフォン向けサービスの伸びなどが好業績の要因。ただ、第3四半期累計で既に営業利益108億3800万円を確保しているにも関わらず、今9月期通期の営業利益見通し110億円が据え置かれたことでやや失望ムードが強まってきている。

  ブログと連携した仮想空間サービスを提供するアメーバ事業でソーシャルゲームの利用が拡大、収益を牽引しているため、アナリスト筋は今9月期の営業利益は145億円に達し来9月期についても同188億円への続伸を見込んでいる。来9月期の1株当たり利益は1万5604円が想定され、正式にそうした見通しが明らかになった際には改めて割安買いが活発化する可能性が強いと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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