JXエネルギー、小型・高発電効率の新型燃料電池システム

2011年9月16日 10:36

 JX日鉱日石エネルギーは15日、現行の家庭用燃料電池「エネファーム」に比べ、小型・効率化した新型のエネファームを10月17日に発売すると発表した。

 同社が開発したのはSOFC(固体酸化物形燃料電池)型エネファームと呼ばれるもの。設置スペースは2平方メートルで現行品と比べて40%低下し、定格発電効率は45%と、8~10%ポイント向上している。一般的な4人家族で使用する電気の70%はまかなえるという。

 価格は270万円で、モニターとして設置後の運転データを提供できる利用者270名に優先販売する。モニター以外の利用者への納入は2012年1月頃を見込む。

 同社は今後、2012年夏を目処にオリジナル蓄電池システムを開発・市場投入し、「エネファーム」、「太陽光発電システム」、「蓄電池」の3電池を組み合わせることで、通常時には電力自給率を高め、停電時にもエネファームの運転を継続して電力を確保することができる「自立型エネルギーシステム」の提供を開始する計画としている。

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